FC2ブログ

マーロウ図書室

本の感想など人知れず語る部屋

蜩ノ記。

著者:葉室麟
約400頁
祥伝社文庫

切腹を命じられる程の
城内で不始末を犯した主人公が
切腹を免れる代わりに、
3年後に切腹が決まっている男の
監視役に遣わされるお話。

「散り椿」が好感触だったので、
他の代表作レベルの物をと思い
手に取った次第です。
ちなみに本作は直木賞受賞作品。

で、
やっぱり良かった。

命の期限が決められている男や、
その家族達との生活から影響を受けて
変わっていく主人公。
境遇にも負けない強い生き方の人物達。
侍と農民のそれぞれの生活や対立。
男の切腹理由の真相などなど。

面白い。

これは他の作品も要チェックですな。

*マーロウ満足度指数*
★★★★★

スポンサーサイト

PageTop

悪意の夜。

著者:ヘレン・マクロイ
訳者:駒月雅子
ウィリング博士シリーズ
約270頁
創元推理文庫

突然の事故で亡くなった夫の遺品の中に、
女性の名前が書かれた空の封筒を見つけた妻。
その封筒の謎を探る妻のお話。

ん~
なんかサスペンス?ですね。
夫が政府関係の人間だったので
政治絡みを匂わせつつ、
息子が同じ名前の女性を連れてきたりして、
男女の絡みも匂わせつつと。

途中、
夢遊病が入ったり
自分との対話?が入ったりして
若干、何だコレ感がありましたね。

一応、
謎は解けるので
ミステリーと言えばミステリーですが
満足度は低めかなと。
博士もあんまり出てこないし。

*マーロウ満足度指数*
★★★☆☆

PageTop

九人と死で十人だ。

著者:カーター・ディクスン
訳者:駒月雅子
ヘンリ・メリヴェール卿シリーズ
約290頁
創元推理文庫

戦時中、
イギリスへ軍需品を運ぶ船の中で
殺人事件が発生するお話。

ん~
なかなか面白かった。

閉ざされた舞台で限られた人間のみしかいない上、
犯人は重大な証拠を残したにも関わらず、該当者なし。

戦時中という状況と、偶然の要素も
絡んでの展開も良かった。
たまたま乗っていたH・Mの
どたばたした感じも面白い。

良作かなと。

*マーロウ満足度指数*
★★★★☆

PageTop