マーロウ図書室

本の感想など人知れず語る部屋

城塞(上)。

著者:司馬遼太郎
約600頁
新潮文庫

大坂の陣のお話です。

いや~
上中下3巻なのに
上だけで600頁という長さ......
が、しかし、
やはり面白い(^○^)

豊臣家を潰すことが目的で、
なんとか合戦に持ち込もうとする家康。
あくまで家康は豊臣家の大名であり、
天下人は秀頼であるという淀殿。
そんな中で話が進みます。

実際は、
諸大名どころか平民までもが
家康が天下人と認識してるんですがね。

そこから、
徐々に東西対決へ向かって行く様子が、
流石だなと思わせる面白さです。
これまた勉強になります。

上巻はいよいよ激突か!?
という所で終わりなので合戦は無し。
中巻で遂に始まるか!!
と、次が楽しみですo(^o^)o

*マーロウ満足度指数*
★★★★★★★★★★

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菩提樹荘の殺人。

著者:有栖川有栖
火村&アリスシリーズ
全4編トータル約310頁
文春文庫

ん~
驚きや奇抜さは無いけど、
安定した面白さでした。
学生時代の二人に触れてる部分も
ちょくちょく出てきました。

マーロウ的には、
少年犯罪を取り上げた
「アポロンのナイフ」が印象的でした。

被害者の個人情報は晒されるのに、
加害者は法に守られる。
そんな、時代にそぐわない制度に
何か感じる人は多いんじゃないかなと。

今後も、少しずつでも
読んでいきたいシリーズですね。

*マーロウ満足度指数*
★★★★★★★☆☆☆

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緑のカプセルの謎。

著者:ジョン・ディクスン・カー
フェル博士シリーズ
約320頁
創元推理文庫

とある町の菓子店にて
毒入りチョコレート事件が発生。
さらに、
事件に関することで寸劇を行った男性が、
劇中に毒殺されると言うお話。
の新訳。

ちょっと油断してたら
カーの新訳がいっぱい出てた(笑)
ということで、
久しぶりのカー作品、旧訳未読。

サブタイトルに
"心理学的殺人事件"と付いていて
なるほど、心理を利用したなかなかの
トリックでした。
しかも、色々なことが絡み合って
一筋縄では行かない展開。
いや~これは良いんじゃないですか(^o^)
密室とかオカルトではない
カーの魅力を感じました。

久しぶりの新訳カーが面白かったんで
たまってしまった新訳を
片付けていかねばなりませんな。

*マーロウ満足度指数*
★★★★★★★★★★

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