マーロウ図書室

本の感想など人知れず語る部屋

ルパン、最後の恋。

著者:モーリス・ルブラン
訳者:平岡敦
約330頁
ハヤカワ文庫

とある女性が巻き込まれる陰謀に、
正体を隠したルパンが奮闘するお話。

ルパンシリーズ最後の作品で、
しばらく封印されてたものらしいです。
それと、
ルパンシリーズ最初の短編(初出版)と
ルパンが偽名で探偵してる短編、
著者のエッセイがおまけで収録されてます。

まぁ、なんと言うか、
可もなく不可もなく的な感じ。
そんなにシリーズ読んでないし...
ルパンが怪盗っぽくないんで
肩透かしのような。

それなりには、
楽しめたかなと。
おまけもそれなりに。

*マーロウ満足度指数*
★★★☆☆

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戦雲の夢。

著者:司馬遼太郎
約540頁
講談社文庫
レジェンド歴史時代小説版
長曾我部盛親のお話。

長曾我部家と名前を知ってはいても、
人物は全く知らないに等しいので、
勉強と思い手に取った次第です。

まぁ
これを読む限りでは、
好人物ではあるけれど、
大名の器では無かったのかなと。

父の元親が偉大過ぎるというのもあるし、
天下分け目の大事なところで、
その元親が亡くなる運の悪さもありますが。

しかし、
大名から牢人になり、
寺子屋の先生にまでなるとは驚き。

そこからの、
お家再興や侍の生き方などなど
ロマン溢れる内容が面白かった。

これは元親の本も読まねば。

*マーロウ満足度指数*
★★★★☆

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カナリア殺人事件。

著者:S・S・ヴァン・ダイン
訳者:日暮雅通
約380頁
創元推理文庫

新訳ファイロ・ヴァンスシリーズ2作目。
カナリアと呼ばれる元女優が
自室にて殺害された事件のお話。

「ベンスン殺人事件」以来、
全く音沙汰なかった新訳シリーズ...
恐らく、あまり売れずに企画消滅したか...
と思ってたら2作目出てました。

で、
読んでみましたが、
当たり前ですけれども本格だなと。

心理面からアプローチするヴァンスの、
蘊蓄や引用が古典らしさを醸し出してますね。
シェイクスピアとか出されても
さっぱり分からんです。

とは言え、
面白いんですけど。

特に、
終盤のヴァンスと容疑者との
ギャンブルしての駆け引きが見所かなと。

良作ですけど....
新訳シリーズもう少し早めで
お願いしたいです。
このペースでは、あと数十年かかる.....

*マーロウ満足度指数*
★★★★☆

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