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マーロウ図書室

本の感想など人知れず語る部屋

樽。

著者:F.W.クロフツ
訳者:霜島義明
約430頁
創元推理文庫

クロフツのデビュー作の新訳です。
旧訳は、ぱらぱらと頁をめくってみて
腰が引けてしまい未読。

ということで、お初の樽です。
港で荷揚げ中の樽が落下して、
中から金貨が出てきて、
更には人の手らしきものが見えると、
なかなかの出だしです。

が、
本全体では渋い地味な印象ですかね。
事件を担当する警部が地道に
捜査する感じで派手さは無し。

イギリス、フランスを行ったり来たり
複雑な動きをする樽の追跡と、
関係者のアリバイ検証がほとんどです。

探偵役もイギリスの警部
フランスの警部、フランスの私立探偵と
変わっていくので、凄腕の探偵が出てくる
話でもなかったです。

でも、
こういうお堅さもまたいいんですな。
本格ミステリー読んでる感が満喫出来ます。
新訳という事で
読みやすいのも良いですね。

ふむ、
良作ですな。

*マーロウ満足度指数*
★★★★★★★★☆☆
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